CTとは
CT検査(Computed Tomography)は、X線を用いて身体の内部の断層画像を生成する検査法です。検査を受ける方は動かないで横たわり、X線を発生させる装置が周囲を360度スキャンします。この際、複数の断層画像が取得され、それをコンピューターで処理し、立体的なイメージを構築します。そのため、通常のレントゲン検査やエコー検査では見えないところも観察することができ、病気の早期発見に役立ちます。
マルチスライスCTスキャナ
を導入しています
通常のCT検出器が1つ(1列)であるのに対し、マルチスライスCTは複数の検出器を備えています。これにより、より迅速で高精度な検査が可能で、小さな異常も検出しやすくなります。
当院のCT検査は、マルチスライスCTを導入しており、高画質かつ低線量での撮影が特徴です。検査部位や患者さんの体型に応じて自動的に適切なレントゲン量を照射して被ばく線量を最小限に抑えます。薄いスライスでの撮影が可能なため微細な異常も容易に発見でき、診断性能が向上しています。開口径が75㎝と大きいので検査中の圧迫感も少なく、安心して検査を受けていただくことが出来ます。
当院のCT検査の特徴
特徴1 被ばく量が少なくて安心安全な検査です
体内のスキャンに際して、検査箇所によって放射線の照射量は異なります。当院で使用しているCT装置は、必要最低限の放射線量を自動的に計算し、それに基づいて照射を行います。これにより、従来の装置と比較して被曝量が著しく減少し、安心かつ安全な検査が可能となっています。
特徴2 スピーディーな検査で患者さんへの負担も軽減されています
当院のCT機器は、これまでのものと比較して、撮影時間が大幅に短縮されています。同時に、コンピューターの分析速度も向上しており、検査が短時間で終了します。これにより、より快適に検査を受けることができます。
特徴3 微細な病変も発見しやすい
薄いスライスでのスキャンが可能なため、より立体的で詳細な画像に変換することができます。その結果、微細な病変も発見しやすくなり、診断精度が向上しています。
CT検査が受けられない方
次のような場合はCT検査を実施できません。
- 埋め込み型除細動器、心臓ペースメーカーなどの医療機器が身体の中に入っている方
- 検査中じっとしていることが難しい方
- 妊娠中、もしくは妊娠の可能性がある方
- 検査予定日の数日前までにバリウムを使ったレントゲン検査を受診された方
CT検査の料金
健康保険適用検査 | 1割負担 | 2割負担 | 3割負担 |
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CT検査 | 1500円前後 | 3000円前後 | 4500円前後 |